メタバース×三重県桑名市の花火大会｜同時開催レポート

2022年7月30日（土）に、三重県桑名市にて伝統ある「桑名水郷花火大会」が開催されます。近年の状況下で2年間中止していましたが、3年ぶりの開催となる今回は、メタバース空間のイベントと同時開催されるということで話題になりました。

桑名水郷花火大会メタバース同時開催イベント

花火大会をメタバースの世界と同時に開催するという面白い企画ですが、それぞれのリアルな世界とメタバース上のイベントの概要以下の通りです。

オフライン（現実世界）のイベント

2022年は感染症予防の観点から、屋台の出店はなし、自由観覧席はなく有料席の販売のみ、YouTubeで花火大会の配信も行うなどの対策もされています。

オンライン（メタバース）のイベント

このイベントは、Metafrontier（メタフロンティア）株式会社、株式会社Meta Heroes（メタヒーローズ）が提供するメタバース空間「Meta EARTH（メタアース）」内で行われました。観覧は無制限で、パソコンまたはAndroid端末からであれば、ウェブブラウザ上でだれでも無料で参加することができました。さらに参加者でアンケートに答えた人には後日、記念NFTがもらえる予定になっています。

Meta EARTH（メタアース）とは

Meta EARTH（メタアース）は、SDGsに掲げられた世界共通の１７のゴール、１６９のターゲットをすべて達成した２０３０年の地球をパラレルワールドとしてメタバースに表現しています。
現在の地球に欠けているものを補完し、貧困・差別問題などを解決。全ての人が安全で平等に活動できる理想の世界を構成します。

出典：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000097702.html

Meta EARTH（メタアース）とは、メタバース関連のスタートアップ企業「Metafrontier（メタフロンティア）株式会社」、「株式会社Meta Heroes（メタヒーローズ）」が提供するメタバース空間です。「SDGｓをすべて達成した２０３０年の地球のパラレルワールド」として表現されたメタバースの世界として2022年５月16日にベータ版がリリースされました。

イベントレポート

このイベントの面白いところは、日本の伝統ですこしお堅いイメージの「花火大会」と超最先端な「メタバース」というミスマッチなコラボである点、そして現実世界と仮想空間（メタバース）の「同時開催」である点だと思います。

なぜ桑名市の花火大会が選ばれたのか、なぜ桑名市がこの企画を受け入れたのか、など興味がありますが、おそらく日本初、もしかしたら世界初のおもしろそうなイベントなので、参加してみました。

イベント参加レポート

イベント当日、開始19：30の10分前ぐらいにメタバースに入ってみたところ重くて落ちてしまったのですが、ブラウザを変えてみたところ、すんなり再入場することができました。

操作方法はキーボードで移動し、走る、ジャンプのほか、拍手、タオルを回すなどのアクションができました。

入場するとエントランスにつき、花火大会が行われているライブ会場に向かいます。

ライブ会場は3スクリーンで、参加者はリアルタイムで100人ぐらいいたのではないでしょうか。

放映内容は三重県で行われていた花火大会のライブ配信がメタバース上で見れるというものでした。

YouTubeでもライブ配信していたので、それと変わらないといえばそうなのですが、友達同士など、距離の離れた知り合いと話しながら花火を見るということができるので、メタバースならではの楽しみ方ができると感じました。

今回はだれでも参加でき、アバターや会場がシンプルなものになっていましたが、アバターを凝ったり、チャットを気軽にできて周りの人と話したり、出店みたいなのができてそこでアイテムを購入できたりできたら面白いと思います。

今後もこういったイベントがあれば、参加してメタバースの進化を体験し見ていきたいと思います。

まとめ

これまでも、メタバース関連のイベントは行われてきましたが、今回は三重県桑名市が協力している、公式なイベントがメタバース上で企画されたことが、非常にインパクトがあるのではないでしょうか。今後もこのようなメタバース上で開催されるイベントは多くなってくるとおもしろいですね。

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