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社会人としての7つの心得
この記事は特に新入社員に向けて社会人としての7つの心得を書きました。内容が体育会系の感じになってしまいましたが、まだ会社に馴染んでないうちは、そのくらいの気持ちで行くべきです。「もう体育会系とか古いよ」と思うかもしれませんが、あなたの先輩や上司は”体育会系の時代で育ってきた”人たちです。
結局、その人達に評価をされることになるので、学生気分でいると、いわゆる”最近の若者は・・・”というレッテルを貼られてしまいます。ちょっとがんばり過ぎるぐらいのほうが間違いなくかわいがってくれますし、その後の会社人生において人脈は財産になります。こんな時代だからこそ、「最近の若者」と違うところを見せつけ、同期と差をつけてしまいましょう。
①1年目は自我を捨てろ
1年目は自我は出しすぎず、なんとなく会社の雰囲気にのまれましょう。
正直、面接の時のあなたは「作られた人格」でしたよね?
それを1年間くらいは演じ続けるべきです。1年目のころは上司や周りの社員達はあなたをすごく見ています。社会人の1年目というのは仕事を教わることが仕事なので、具体的な売り上げなどの実績や、何かを達成したなどの評価する基準がありません。
つまり、人事評価ではあなたの働きぶりや言動を意識的にチェックされ、評価されているのです。2年目以降になれば、行動や言動に関しての基本的なことは自然と言われなくなります。
「自我を捨てろ」は正直、言い過ぎでしたが、自分のキャラや個性をいきなり全開にして、うまく社内の雰囲気にハマればいいですが、そこで失敗すると、その後の長い会社人生に影響を与えてしまいます。
なので、1年目はどんな社風の会社なのか、社内の人間がどんな人たちなのか、ある程度見極めてから、自分のキャラや個性を出していったほうが無難です。
②あいさつは全力でやれ
学校の先生みたいなことを言いますが、実際、新入社員の評価の欄には「あいさつは元気よくできているか」「身だしなみはきちんとしているか」などそんなレベルのことが評価対象になっている場合が多いです。朝や会社を退社するときは「作られた人格」を自分に宿し、「おはようございます!」「お疲れ様でした!」と元気よく挨拶しましょう。
③言葉づかいを早いうちに意識しろ
言葉づかい(敬語)って本当に難しいですよね!私もいまだに間違えて使ってしまいます。新人のころに意識していないと、長い間、間違った言い方で慣れてしまい、いい歳になっても間違えて使い続けてしまっている人がたくさんいます。年を取ると直せなくなるので、そうならないうちに正しい言葉使いを意識しておきましょう!
間違いやすい意識しておくべき基本的言葉づかい
好ましくない言葉 | 望ましい言葉 |
---|---|
了解です。 | かしこまりました。承知いたしました。 |
すみません。○○は今いません。 | あいにく、○○は席をはずしております。 |
すみません。○○は本日お休みをいただいております。 | あいにく、○○は休みを取っております。 |
誰でしょうか。 | (失礼ですが)どちら様でしょうか。 |
(ご注文は○○で)よろしかったでしょうか。 | (ご注文は○○で)よろしいでしょうか。 |
こちらが(資料)になります。 | こちらが(資料)でございます。 |
よくあるのが会社の電話を取り「○○さんいらっしゃいますか?」と聞かれ、その人が休みだった場合。
「すみません。○○は本日お休みをいただいております。」でいいような気がしますが、社内の人間が休んでいることを取引先に伝える場合に、「いただく」を使うのは変です。○○さんに休みを取っていただいていると社内の人間に敬意を払っていることになってしまいます。
「(ご注文は○○で)よろしかったでしょうか。」もついつい使ってしまいますが、今”OK”なのか確認しているので、「よろしかった」と過去形にするのは少し不自然です。
別に左の言い方をしても意味は通じますし、間違っているとまではいいませんが、取引先やお客さんと話す場合は、好ましい言葉の方を使うように心がけましょう!
上司や先輩などに「今忙しい?」と聞かれたときに「忙しいです!」と答える新入社員がいます。新入社員からすると「暇だ」とは答えられないし、がんばっていると思われたくて「忙しい」と言ったんでしょう。
でも先輩や上司はあなたに用があって聞いているので、「忙しい」と言われると「俺より今やっていることを優先するんだ」と思われかねません。こういうときは、「今、○○を進めている最中です。」などと今やっていることを伝えましょう。
④コスト意識を持て
あなたは利益とはなにか説明できますか?利益とは売上からコスト(費用)を引いた物です。
「利益」=「売上」-「コスト(費用)」
会社は利益があって成り立つ物であって、マイナス(赤字)が続けば続けば倒産します。
では、コスト(費用)とは何でしょうか。販売する製品を作るためにかかった材料費(原価)や会社を営業するための、コピー代、電話代、電気代、従業員の人件費(給料)もすべてそうです。コストが下がれば、売上がそのままでも利益が増えます。だからよく「コスト削減」という言葉が重要視されるのです。
会社があなたを採用したということは、あなたが定年になるまで人件費(コスト)を払い続けることになります。つまり、あなたはもらう給料以上に会社に売上を貢献しなければ、会社からすると、利益になりません。
この意識を持っていれば、少しぐらい「会社に貢献しなければ」と、やる気が出るのではないでしょうか。
⑤会社の人間を信用するな
怖いことを言いますが、まだあまり会社の人間関係をわかっていないうちは、特に気をつけるべきです。会社に少し慣れてくると、同期や歳の近い人と仲良くなることがあると思います。でも、「少し仲良くなったからと言って、気を緩めすぎるな」と言いたいのです。
同期や会社の人とご飯や飲みに行くことになったり、会社から離れた場所になるとつい気が緩みがちです。「○○先輩ってちょっと声デカ過ぎですよね」とか「○○さんよりは仕事できる自信ありますわ(笑)」など、他の会社の人に聞かれたらまずいようなことを言ってしまうかもしれませんが、本当にやめたほうがいいです。
店内に会社に関係する人が居て、内容を聞かれてしまったり、相手の人が「あいつ、こんなこと言ってましたよ」と、チクられることもあるからです。
それがまわり回って、本人や偉い人の耳に入ったなんてことがあったら恐ろしいので、会社の人間には、なるべく人の悪口や変なことは言わないでおきましょう。
⑥地元などの既存の友達は大事にしろ
なぜ大事にしたほうがいいかというと、社会人になると、年を重ねるごとに、友達のつながりがどんどん減ってしまうからです。
そうなると、恋人や、職場の人間としかかかわりがなくなり、狭い世界で生きていくことになります。転勤などの事情があると仕方ないこともありますが、同じ人としか関わらないと新たな情報や刺激に触れる機会が少なくなり、平凡な生活になりがちです。
会社以外の人と関わりがあったり、話す機会があると、自分の会社が変なことに気づき、転職を決断するきっかけになるかもしれないですし、自分の新たな趣味や嗜好を発見できる機会もあるかもしれません。
⑦休日は全力で休め
社会人1年目は大変で少し無理してしまうこともありますが、絶対に無理をしすぎないようにしてください。だから、仕事終わったあとや休日は全力で休んでください。そして、仕事のことは一切考えずに、体や心をリフレッシュできるような「些細な楽しみ」を絶対に作ってください。
- 心許せる友達や恋人と会う
- 実家に帰る
- 一人でも楽しめる趣味を作る
- ゲームにハマる
- おいしいと話題のお店を予約する
- ジムに通う
- 毎週楽しみなドラマやアニメを見る
など、「些細な楽しみ」で大丈夫です。あくまで仕事は仕事で、プライベートはしっかり充実させると、仕事もがんばることができます。
まとめ
以上が新入社員に告ぐ、同期と差のつく7つの心得です。これらを意識してるだけで、上司や周りの先輩から一目置かれる存在になれるかもしれません。
ですが、絶対に無理はしすぎないでください。休みの日も仕事のことばかり考えてしまうようなら危険サインです。「自分の職場は普通じゃない」「社風が自分と合わない」と思ったら親や友達に相談してください。プライドとかいりません。職場は世の中にいくらでもありますし、人生は長いので、違うと思ったら転職を考えるのは普通のことです。
会社に慣れるまでは大変ですが、社内の人とも良好な関係ができて、だんだんと働きやすくなるはずです。新入社員の頃にがんばったことは数年後に必ず報われます!
がんばってください!