仕事術

同期と差のつく入社3年目から気をつけるべき7つのこと

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同期と差のつく入社3年目から気をつけるべき7つのこと

日本の会社では、新卒のころはみんな同じ給料や同じ評価で一斉にスタートする場合が多いのですが、3年目ろから同期の中で評価が分かれ、徐々に差がつきはじめます。

そこで、この大事な時期に同期と差がつけられるように仕事の中で気をつけるべきこと、考え方をご紹介します。入社3年目と書きましたが、あくまで目安です。新人ではないが、まだ若手といわれているような社歴の人を対象にしています。

①ロボット人間になるな

会社に必ずいるのが「言われたことしかやらない人間」です。

こういう人はどの職場にも結構います。この社員は厄介で、上司に言われたこと以外は自分の仕事ではないと認識しています。なので、言われていないことは徹底してやらないですし、頼まれると「なんで私がやらなくてはいけないのか」的な態度をとってきます。

そしてわからないことがあると、自分でどうすればいいか考えることも無く、わかる人に任せようとします。

まさに、プログラムされたことしかやらないロボットのようです。いや、ロボットはプログラムされたことは絶対確実にこなすので、「ロボット以下」なのかもしれません。

仕事も慣れてきた時期なので、「自発的に行動する人間」になりましょう。会社はあなたを「考えて動く人間」として採用しています。考えずにできる仕事は、設備投資をしてロボットに任せたほうがよっぽどいい仕事をします。

いま自分のしている仕事は何のためなのか、会社をどうするためにやっているのかという根本のところを抑えておけば、おのずと自分で考えて行動できるようになると思います。

会社というのは、様々な大人が集まる社会集団です。社長が決めた方針やビジョンに向かって、社員が一丸となって働き、会社の利益(お金だけではない)を生み出していかなくてはなりません。

適当に働いていても、会社が定年まで面倒をみてくれる時代は終わりました。

ちゃんとキャリアを積み、どんな会社からも求められる人材になりましょう。

②要領よくサボれ

どんなに真面目な人でも、毎日常に「100%以上の力」で仕事をする人はいないと思います。強靭なメンタルと体力をもつ超人なら可能かもしれないですが、普通の人間なら誰しも手を抜くこともあると思います。仮に「100%以上の力」でがんばり続けたとしても、いつか限界がきて、体を壊してしまったり、うつ病などの心の病にかかってしまうこともあるかもしれません。

仕事のできる人は120%の力でがんばる時と、50%の力で手を抜くときのメリハリがうまいのです。

仕事というのはうまく優先順位をつけることが重要です。重要なタスクには「120%の力」で終わらせ、ほかのタスクは「50%の力」で手を抜く。

悪い言い方をすれば「ずる賢い人」ですが、そういった、仕事の要領よくこなす人は、周りから仕事ができると評価されていますし、かつ余裕感をもっていて、ストレスもため込んでいません。

③仕事ぶりを客観的に見れるようにする

3年目で仕事に慣れたころなので、自分の仕事ぶりを客観的に見れるようにしましょう。仕事をしている自分を1歩後ろから見ているようなイメージです。自分の行動を客観視できるようになると、ものすごく周りに気を使えるようになります。多少の演技が入っていてもいいと思います。

  • 「電話を率先して取る」
  • 「会議室など部屋を使った後は、キレイする」
  • 「迷惑をかけたらひと言謝る」
  • 「コピー機を使い終わった後はリセットボタンをおす」

などのほんの些細なことでも毎日積み重ねで、やっていることに周りも気づいてくれますし、お互いが気持ちよく仕事ができます。

職場の人たちは普段の生活において最も接する機会が多いといっても過言ではないので、一度トラブルなどで人間関係が崩れるととても働きにくくなってしまい、毎日が辛くなります。会社の人間は同居している人だと思って、気を使いながら、良好な人間関係を築いておきましょう。

④苦手な人にほど愛想を振舞え

誰でも苦手な人の1人や2人はいると思います、それが社会です。人間関係は本当に難しいですが、相手のことを苦手だと思っていると、伝わってしまうものです。そして、お互いがそう思っていると本当に壊滅的な関係性になってしまいます。

そうなる前に、「この人はもともとこういう人だ。直らない。周りも同じようにそう思っているに違いない。むしろかわいそうだ。」などと自分に言い聞かせます。笑

そして、接する際にはあえて笑顔で愛想よく振舞ったり、時にやさしく接したりすると相手も態度が変わって、逆に関係が良好になるなんてこともあるかもしれません。そう簡単にはいかないと思いますが、嫌いだったり苦手な相手ほど、演技でもいいので、いい関係になるよう努めることが大切です。

⑤先輩風を吹かせない

少し仕事も慣れ、後輩ができてくると、先輩風を吹かせる人がいますが、やめときましょう。なぜなら、まだ若手の立場なのに後輩に対して上から生意気な態度を取っていると、それを見た周りの先輩や上司にはいいように見えないからです。

自分を評価査定は、先輩や上司によるものなので、会社の中では、常に周りに見られていることを意識して仕事をするべきです。あまりにひどいと、その後輩がついほかの社員に「○○先輩、僕にあたりがきついんですよ」などと相談されてしまうかもしれません。

さらに、このご時勢、年功序列ではないので将来自分よりも上の立場に立つ人間になる可能性もないとはいえないので、やはり会社の人間とは最初は無難に当たり障りない関係を保つのが一番です。中堅と言われるぐらいになれば、年も離れた後輩ができると思うので、そこで初めて頼りがいのある先輩を演じればいいと思います。

⑥机の上とデスクトップは常にキレイにする

仕事も慣れてくると机の上も汚くなってくるころです。書類がぐちゃぐちゃになっており、整理整頓が下手な人は年々悲惨になっていきます。パソコン上のデスクトップも同じです。書類がいっぱいになって、整理されておらず、デスクトップ上が散らかりっぱなしの人もよくみます。しかし、机の上とデスクトップは常にキレイにしておくことを心がけてください。

身のまわりをキレイにすることが、なぜいいかというと、仕事の生産性があがるからです。机の上が散らかっていたほうが、仕事をしている感じがして、忙しそうに見えるとか思っている人がいるかもしれませんが、そんな時代は終わりました。残業している人が仕事をがんばっており、評価されるような昔ながらの考えの会社も中にはあるかもしれませんが、今の時代は、「効率的に働くこと」が求められます。

働いた分、残業代をきっちり払うことが会社の責務となっている時代で、ダラダラ仕事をして残業代をもらっている社員は非常に生産性が悪く会社にとって、赤字の社員です。

⑦会社の人だけで仲良くなるな

会社の人と仲良くなることはいいのですが、平日だけでなく、休みの日も会社の人と遊ぶようになり、生活が職場の人間中心になってしまうと、世間の狭い人生になってしまいます。

転勤などが多い人はしょうがないのですが、これを続けると社外からの新しい刺激が入ってこないので、平凡な毎日になりがちです。仮に今働いている職場がブラック企業だった場合、会社の人としか接しないので、自分の会社が「ブラック企業」だと気づくことすらできない人もいます。

社会人になっても自分を成長していくためには、いろんな世代や学歴の人、働く業界がまったく違う人たちと接し、新しい情報や刺激を得ることが大事になります。

大人になってから新たに知り合いを増やすことは簡単ではないですが、学生時代の友達や先輩後輩、バイト先が一緒だった人、趣味の友達など、今ある人脈を大切にし、余裕があれば新しく人とつながる場に繰り出すと、新しい世界を知るきっかけになったり、自分の気づかなかった趣味や才能が開花したりするかもしれません。

まとめ

以上が、同期と差のつく入社3年目から気をつけるべき7つのことでした。令和という新しい時代を迎え、さらに世の中が劇的に変わっていく時代に求められる人材とは、自発的に行動でき、効率的に業務をこなす、コミュニケーション能力に長けた人です。

仕事に慣れはじめると、人間性が出やすくなるころです。緊張感がなくなってくるとボロも出やすく気をつけなくてはいけない時期といえます。気を引き締めて、同期と違うところを見せつけてやりましょう。

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