仮想通貨

SBIバーチャルカレンシーズやマネックスグループの仮想通貨取引所参入について

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SBIバーチャルカレンシーがついにサービス開始

SBIグループの仮想通貨交換業者である、SBIバーチャルカレンシー(以下、SBIVC)が2018年6月4日よりついにサービス開始しました。

SBIグループは東証1部上場企業で、証券会社やネットバンキング(銀行業)など幅広く事業を展開しています。特にネット証券では1位2位を争う人気の証券会社を運営している実績があるので、ニュースで発表を知ってからというもの、ずーっとサービス開始を待ち望んでいました。

コインチェック事件で出鼻をくじかれる

2017年の仮想通過市場では、ビットコインなどの仮想通貨の取引を行うことのできる日本の取引所は「ビットフライヤー」「コインチェック」「ザイフ」の3社が人気でした。

このSBIVCも2017年の時点で参入を発表しており、当初は2018年2月のスタートを目指し、先行予約口座開設申し込みも行っていました。

しかし、2018年1月皆さんご存知のコインチェックのネム(NEM)流出事件が起こり、大ニュースになりました。これをきっかけに、SBIVCは2018年2月サービス開始時期を遅らせる決定をしました。

本年2月中に、先行予約での優先口座開設を完了いただいたお客様へ取引に必要な書類の郵送を開始する時期と、一般のお客様からの口座開設申込の受付を開始する時期をお知らせする予定でしたが、時期を延期させていただきます。当社では、一層の安全性が望まれている仮想通貨交換業者の利用者保全において、セキュリティ対策や預り資産の管理方法、顧客管理態勢のさらなる強化に、一定の時間を要すると判断いたしました。(引用:SBIバーチャルカレンシー ホームページ)

目先の利益よりも、消費者の安全と信頼を優先したこの選択は英断であったと思います。このような出鼻をくじかれた事件がありましたが、今後SBIというブランド力と信頼感で人気の取引所になることを期待しています。

マネックスグループがコインチェックを36億円で買収!

2018年4月にはインターネット証券大手マネックスグループが、巨額の仮想通貨流出を起こしたコインチェックを買収すると発表しました。

その買収額はなんと36億円で、コインチェックの全株式を取得し、完全子会社化となります。SBIと匹敵する人気の証券会社マネックスグループまでもが、仮想通貨に参入するとは、とても驚きでした。しかも、コインチェックという大きなマイナスイメージが付いてしまっているものの、36億円程度で、日本では大手の交換業者を子会社化することは、企業戦略としてすごい決断だと思いました。

ネム(NEM)流出事件はコインチェック側にもセキュリティ面での落ち度があったものの、今後は二度とこのようなことがないように強化していくと思われますので、今後に期待しています。

また、今月6月に全面再開を目指しており、さらに新たに新しいコインを扱う可能性を示唆しているので、SBI再開とマネックスの顧客争奪戦が激化しますので、要注目です。

他にも有名企業が続々と参入!?

仮想通貨事業に参入を検討している企業は、そのほかにもあります。家計簿アプリのマネーフォワードの2018年内に仮想通貨交換所の開設を目指すというニュースや、あのLINEや音楽のエイベックスまでも仮想通貨交換業に参入を検討しているなど、今後ますます大手企業の参入で仮想通貨市場は盛り上がっていきそうです。皆さんも乗り遅れないうちに仮想通貨取引所を開設しておいてはどうでしょうか。