節約術

楽天モバイルがDMMモバイル格安スマホ事業を買収|自主回線への移行も間近!

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DMMモバイルを約23億円で買収

楽天モバイルは、9月1日付けで「DMM mobile」ブランドを約23億円で買収すると発表しました。DMMモバイルは2014年から始まったDMM.comの格安スマホ事業です。契約数は2万件ぐらいあるとされ、楽天モバイルのユーザーの顧客拡大を計ることができました。

10月には自社回線のサービス開始で第4のキャリアへ

現在、楽天モバイルのネットワーク(MVNO)は、ドコモ回線とau回線を利用していますが、2019年10月には、自社回線(MNO)への移行が開始されます。 今回の買収は、この移行前に顧客拡大を狙ったと考えられます。これで大手3社を次ぐ国内4番目のキャリアになります。

しかも、2020年に本格的に始まる5Gの周波数帯を、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルの4社に割り当てることも決まっています。今後の楽天モバイルの躍進が期待されています。

現在の楽天モバイルの使用感

現在の料金プランについて

料金プランは大きく分けて「スーパーホーダイプラン」と「使い分けプラン」があります。

スーパーホーダイプラン」の方はデータ通信量プランに「10分かけ放題」と「1Mbps使い放題」が付いてきます。このプランであれば、高速データ通信量を使いきっても、普通に使える最大1Mbpsの通信速度で使うことができます。10分以内の電話をよくする人や、スマホをテザリングして使う人などはとてもお得なプランです。

一方、「使い分けプラン」とは月々のデータ通信量ごとに料金が変わるシンプルなプランで、それに通話代は別途かかります。また、月々の高速データ容量を使い切った後は200Kbpsの通信速度となっていまいます。電話をほとんど使わない人やそんなに高速通信量が要らない人はこちらのプランの方が安くなる場合が多いです。

私はスーパーホーダイプランM(6GB)を使っていますが、動画などは家のワイファイ環境で観るので、6GBあれば余裕です。通信速度は基本的に毎月のデータ通信枠を超えないので快適に使えていますが、たまにお昼時や、夕方の通信が混み合う時間帯は若干気になる時もあります。

楽天経済圏をうまく使うとお得

だいたいの人は、月々の支払いを1500円~4000円ぐらいにおさめることができるのではないでしょうか。前は大手キャリアで8000円以上はしていたので、この2年間でかなりの節約になりました。また、楽天会員の人はポイントが貯まったり、楽天市場で購入するポイントの倍率があがったりと特典があり、さらにお得になります。楽天経済圏を活用している人(さまざまなサービスを楽天に集約させている人)は期間限定ポイントの使い道をこの楽天モバイルの支払いに使えるので、とてもおすすめです。

既存ユーザーはそのまま自社回線を使うことができるのか?

格安SIM市場は「Y!mobile」「mineo(マイネオ)」、「UQ mobile」「LINEモバイル」など、たくさんの企業が参入しており、競争が激化しています。一般に格安SIMの料金は大手キャリアに比べて料金を安くすることができますが、大手キャリアの回線を借りているので、通信速度はどうしても大手キャリアには劣ります。その中でもY!mobileはソフトバンク、UQ mobileはauのサブキャリアとして出しているため、通信速度では他より優位に立っているのが現状です。

しかし、楽天モバイルも10月から自社回線でのサービスが始まります!これで大手キャリアの仲間入りし、新たな料金プランやサービスなどが出てくると思いますので、今後の動きに注目です。注意なのは、今まで楽天モバイルだった人が、使っていた機種のまま楽天の自社回線を使うことができないかもしれない点です。2019年7月10日現在、公式ホームページには自社回線に対応した機種が掲載されています。その中にはiphoneの文字はありません!もしかすると、最初は対応機種のみの提供となるのかもしれません。そのほか公式ホームページには「詳細は、改めてご案内いたします。」となっていますので、今は楽天を信じて、続報を待ちましょう!