一人暮らし、引越し

初めての物件探しや内見のコツ|一人暮らし

一人暮らしをするきっかけは、「自立するため」「心機一転のため」に自らの意思で新生活を始める方や、学校、仕事の関係で新たな土地で新生活を始める方などさまざまだと思います。

私といえば、実家から特に不便なく職場へ通うことができるものの、30歳手前となり、このまま親のすねをかじり尽くすのもどうかと思い、恥ずかしながら、この歳で初めて一人暮らしをはじめました。

ある程度、覚悟はしていましたが、やはりめんどくさいし、お金がかかります!!ただ、そのあとには、自分で作り上げた空間で、自由な生活が待っています。

この記事では、自分の体験から、一人暮らしを始めるには、どういう手順で、何をしなくてはならないのか、資金はいくらぐらい必要なのかなどを書いていきますので、少しでも参考になれば幸いです。

Contents

住むエリアを決める

まずはどの辺に住むか、エリアを決めましょう。特に自分で物件を選択できる方にとっては住む場所は結構悩むと思います。

場所によって家賃もぜんぜん違いますし、利便性や住みやすさなどさまざまな視点からよいところを見つけたいですね。

悩む方は何を優先して決めるか考えましょう。

例えば...

職場や学校までの距離

まず職場や学校までの距離で範囲が限られると思います。私は電車通勤で電車に乗っている時間を30分以内として駅を絞り考えました。

中心地までの距離

住んでいる都道府県の中心となる場所(愛知県だと名古屋駅など)からどのくらい離れているかです。交友関係が広い人などは、近い方が集まるのに便利でしょうし、買い物なども便利ですね。

家賃の安さ

中心地から離れてしまっても、通学通勤が多少時間がかかっても、家賃を安く抑えたい人もいるかと思います。

また、治安の良さや住みやすさなどから人気が出て高いエリアもあります。「家賃 相場」などで検索して調べてみてください。お部屋探し情報サイトなどでまとめられていたりします。

スーパー、コンビニ、大型施設や病院など生活に必要な施設の充実

グーグルマップなどで住みたいエリアを表示して「カフェ」や「イオンモール」「ホームセンター」など、自分の目当ての施設を検索すると、その表示されているエリア周辺のどこにあるのかわかります。これ、結構便利です。

治安の良さなど

「○○県 市区町村別 犯罪」などと検索すると、警察が出している犯罪率ランキングなどの資料が見れたりします。こればっかりは一概には言えませんが、まったく知らない土地などでは、参考程度に見ておくのも良いかもしれません。

物件を探す

ある程度、エリアが絞れてきたら、SUUMOやホームメイトなどのお部屋探し情報サイト等でどんな物件があるか調べてみましょう。いきなり賃貸不動産会社の店舗に突撃するのもいいですが、初めて物件を探す方や、断るのが苦手な方などは、店舗の人のうまい口車に乗せられて、よく調べず、その場で即決なんてことがないように慎重に行きましょう!これもたくさん出てくると迷ってしまいますが、ここでも何を優先するか決めて、検索の条件を絞っていきましょう。

例えば...

家賃

検索機能で上限を設定しましょう。そのため、自分の給料と向き合いながら家賃がいくらぐらいまでなら出せるか、考えましょう。ボーナスは考えず、毎月の入る平均月収で考えた方がよいです。目安として、よく手取り月収の3割程度などと言われたりします。

ボーナスは少し大きな買い物をするときや、緊急時に助けられるお金なので、ボーナスありきで家賃を設定してしまうと本当に余裕がなくなってしまいます。

間取り

「ワンルーム(1R)」

一人暮らしなら「ワンルーム」「1K」「1DK」あたりが妥当です。その中でも「ワンルーム」は家賃が安く、とにかく安く済ませたい人におすすめです。1つの部屋に居間とキッチンが一緒になっており、さらにその空間で寝なくてはならないので、自炊をある程度やりたい人やキッチンと寝る部屋は仕切りたいという人は次の1Kがおすすめです。

「1K」

「ワンルーム」と「1K」の違いはキッチンと居間の空間に仕切りがあるかないかの違いです。この間取りは一人暮らしにはちょうど良く、人気のため、物件が多いので選択肢も広がります。キッチンは自炊するには申し分ないですが、そこまでスペースが広くない(4.5帖以下)ので、冷蔵庫、炊飯器、レンジ、トースター、ケトルなどいろいろ置きたい場合はスペースが足りない場合もあります。

「1DK」

「1DK」とは「1K」よりキッチン部分が大きく、4.5帖~8帖程度のダイニングキッチンとなっており、料理だけでなく、そこでダイニングテーブルなどをおいて食事をすることができます。ちゃんと自炊したい人や、家具や調理器具などゆとりを持って置きたい人におすすめです。ですが、一人暮らしには大きく、二人暮らしには狭いのという中途半端とされる物件のため、物件自体が多くないです。

2人暮らしなら「1LDK」以上がおすすめ

1LDKは1DK よりも広い8帖以上のリビングダイニングキッチン(LDK)+1部屋というようなイメージで、1部屋を寝室として使うことができます。

木造、鉄骨、鉄筋コンクリート(RC)

意外と重要なのがこの構造。家賃も木造⇒鉄骨⇒鉄筋コンクリート(RC)の順で高い傾向にあります。高いなりに丈夫だし、防音性に優れていると一般的には言われています。(一概には言えませんが)間取りと家賃だけで見ると木造の物件がすごく良く見えることがありますが、住んでみたら上の人の足音がうるさすぎて寝れなかったなど無いよう、慎重に考えましょう。私は寝るときの音が気になるたちなので、鉄筋コンクリート(RC)にしました。そのほかにも音楽をスピーカーで聴いたり、部屋によく人を招いたりする人などは無難に鉄筋コンクリート(RC)にした方が良いかもしれません。

こればっかりは生活してみないとわからないですからね。

築年数

この築年数をどれだけ許容できるかによって、かなり家賃が変わってきます。

家賃を出してでも、きれいなところに住みたいという人は5年以内、逆に古くても家賃が安ければ我慢できるという人は築20年、30年で検索すればかなり選択肢が広がります。

駅からの距離

車移動が中心の人は問題ないですが、電車によく乗る人は重要項目です。だいたいみなさん駅から10分以内を希望しますが、やはり人気物件になるため、高くなる傾向にあります。逆に遠くても良い人は穴場物件を見つけられるかもしれません。

不動産店舗に行く

ネットで1件、2件気になる物件を見つけたらそこに書いてある不動産屋に電話して見ましょう。ネットに掲載していても、契約済の場合は良くあります。
あいている場合は、いつ何時ごろに行くと伝え、ついでに内見できないか聞いてみましょう。また、電話であらかじめ希望の条件を伝えておくと、他に似たような物件を探しておいてくれるかもしれません。

内見(寸法測定)しに行く

間取りや画像をみてるだけでは、わかりません。やはり実際見てみないと!

不動産屋さんに頼めば快く連れて行ってくれます。なかなか家具を置いた状態の空間を想像をすることは難しいですが、想像、妄想を膨らませながら見ていきましょう。

冷蔵庫のスペースは十分か、家具の搬入時にスペースは確保できそうか、などチェックする点を挙げるときりがないので、あらかじめ気になる項目のチェックリストを作り、内見しに行く方がよいかもしれません。

私は住民の共有スペースなどもチェックしました。特にゴミ捨て場などはかなり性格が出るところだと思いますので、ちゃんとした住民が住んでいるかチェックしました。笑

また、もう部屋を心の中で決めている状態の場合には、初日から必要と思われる大型家電の設置スペースの寸法を測っておきましょう。(メジャー必須です)

冷蔵庫や洗濯機などです。入居してから測って買おうとしていると、電気屋の配送が混んでいて何週間か無しで過ごす羽目になったりしますので、注意してください。

また、当日までに買っておきたい人はカーテンレールの幅や長さ、照明がどんな規格かなども要チェックです。

物件申し込み、契約書取り交わし

物件が決まったら家賃の確認、だめもとで家賃交渉など、してみてください。理由があれば、少しぐらい融通が利く場合もあります。あとは入居日の相談です。前の住民がいつ退去するのか確認し、また、大家さんからすれば少しでも早く部屋を埋めて家賃収入にしたいのが普通ですから、自分の希望日が通らない場合もあります。

それらを含め納得できたのであれば、申し込みを行います。これにより他の人にとられる心配はなくなります。

私の場合も目当ての物件をみたあと少し時間を空けていたら、1週間の差で、他の店舗で契約されてしまったというようなことがありましたので、いい物件は早い者勝ちです。
また手続きには、住民票や保証人の印鑑証明が必要だったりします。その後、簡単な審査などが行われ、契約書取り交わしになります。

ひたすら、名前と印鑑を押す作業が終われば、見事契約完了です。笑

物件が決まったら、次は引っ越しの準備を進めていきましょう。