アクシーインフィニティ

【AXS・SLP・RONの違い】アクシーインフィニティの仮想通貨と稼ぎ方

こちらの記事は、アクシーインフィニティの「AXS・SLP・RONの違い」についてまとめたものになります。お探しの情報を手っ取り早く知りたい場合は、以下の記事を参考にしてください。

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>>AXS・SLP・RONの違いについて(当記事)

Contents

アクシーインフィニティと「Play-to-Earn」

Axie Infinityとは、ベトナムのSky Mavis(スカイメビウス)という企業が開発し、2018年にリリースされた、世界的に有名なNFTゲームです。内容はかわいらしい見た目の「アクシー」と呼ばれる自分のモンスターを所有し、育成して敵を倒してステージを進めたり、プレイヤー同士でバトルして遊ぶことができるゲームです。

なぜここまで話題になったかというとこのゲームで遊ぶことでゲーム通貨を獲得できるからです。遊びながら稼ぐことができるという「Play-to-Earn(プレイトゥーアーン)」という言葉もトレンドとなり、世界的に注目を浴びました。

3つのゲーム通貨

アクシーインフィニティで使われる仮想通貨には現在3種類あります。これから始める方、初心者の方にとっては聞きなれない言葉が多く、よくわからないと思います。この記事では、そういった方に向けて、なるべくわかりやすく説明していきたいと思います。

アクシーインフィニティでは独自の経済圏が作られており、そこでは「AXS」「SLP」「RON」という3つの仮想通貨がゲーム内の通貨として使用されています。それを一つずつ説明していきます。

AXS(Axie Infinity Shards)とは

アクシーインフィニティのガバナンストークンの役割をもつ通貨(トークン)

価格:3000~1500円あたりを推移(2022年8月現在)

発行上限枚数:270,000,000枚

時価総額ランキング:約46位(2022年8月現在)

おもな取扱い取引所:BINANCE、BYBIT(国内取引所は取扱いなし)

「ガバナンストークン」とは、一般に、開発や運用についての方針などを、ホルダーがその保有量に応じて、意思決定の権利が付与されるトークンのことです。株式の保有量で決定権が与えられるのと似たような仕組みです。

ですが、それは位置づけであって、実際にはそんな厳かなものではありません。ゲーム内で報酬として配布されていましたし、アクシーの育成で必要になるなどゲーム内でも使用されていました。

意味が分からなくても、「AXSはアクシーインフィニティを応援する通貨」のような感じで覚えておけば問題ないと思います。

SLP(Smooth Love Potion)とは

ゲームプレイを通して獲得できる通貨(トークン)

価格:0.5円あたりを推移(2022年8月現在)

発行上限枚数:なし

時価総額ランキング:189位(2022年8月現在)

おもな取扱い取引所:BINANCE、BYBIT(国内取引所は取扱いなし)

SLPはゲーム内で報酬として受け取る通貨という位置づけであり、基本的には、ゲームプレイを通してSLPを獲得することが「Play To Earn(プレイトゥーアーン)」につながります。「Play To Earn(プレイトゥーアーン)」とは、遊んで稼ぐという意味です。

AXSとSLPの違い

よく比較されるAXSとSLPで大きく違う点は「発行上限があるかないか」です。AXSは発行上限があって、SLPにはありません。SLPはゲーム内で報酬として無限に生み出される(ミントされる)ので、上限を設けることができません。一般に、通貨は発行されればされるほど、価値は下がります。それを阻止するためには、SLPを消費してもらえるよう促さなくてはいけません。

RON(Ronin)とは

Roninブロックチェーンのガバナンストークン

価格:40~50円あたりを推移(2022年8月現在)

発行上限枚数:1,000,000,000枚

時価総額ランキング:約400位(2022年8月現在)

おもな取扱い取引所:Gate.io(国内取引所は取扱いなし)

「Roninブロックチェーン」とは、アクシーインフィニティの開発会社であるSky Mavisがイーサリアムのサイドチェーンとして作ったブロックチェーンのネットワークです。

アクシーインフィニティ公式のマーケットプレイスでは、このネットワークが使われており、アクシーやアイテムを売買する際のGAS代(手数料のようなもの)として「RON」使われるようになりました。

AXSとRONの違い

この2つの共通点はどちらも「ガバナンストークン」です。AXSは場前の通り、あくまで「アクシーインフィニティ」のガバナンストークンで、RONは「Roninブロックチェーン」のガバナンストークンです。

Roninブロックチェーンはアクシーインフィニティ専用のものとは考えておらず、Sky Mavisが今後出すゲームや、他社にもこのネットワークを使ってもらう可能性も視野に入れています。

難しいので、すこしでも理解が深まるように「アクシーの経済圏」について説明します。

アクシーインフィニティの経済圏

アクシーインフィニティがNFTゲームとして評価されている1つの理由として、独自の経済圏がすでに出来上がっており、すでに機能していることだと思います。

「Ronin Wallet(ローニンウォレット)」

前にも言ったように、アクシーインフィニティの開発会社であるSky Mavisは、「Roninブロックチェーン」というネットワークを作りました。また、そのネットワーク上で使えるRonin Wallet(ローニンウォレット)」という仮想通貨ウォレットもリリースしています。

ゲームで獲得した通貨は、このローニンウォレットに移すことができ、ウォレットをマーケットプレイスと繋げれば、そこに入っている通貨でアクシーやアイテムなどを購入することができます。購入したアクシーなどのNFTもこのウォレットで管理され、ゲームと繋げることで、ゲーム内のデータに反映される仕組みになっています。

このウォレット経由で行われる取引を承認する際のGAS代(手数料のようなもの)は、ウォレットに入っている「RON」で支払うことができます。

独自の分散型取引所「KATANA(カタナ)」

それだけでなく、2021年11月にはKATANA」と呼ばれる独自の分散型取引所をリリースしました。

KATANAでは仮想通貨をスワップ(交換)、ファーミングなどを行うことができます。スワップは「AXS」「SLP」「RON」だけでなく、「WETH(イーサリアムと同じ価格)」や「USDC(ドルと同じ価格)」なども取り扱われています。

「分散型取引所」とは、DEX (Decentralized Exchanges)と呼ばれ、ブロックチェーン上でプログラムされた仕組みを使うことによって、仲介がいなくてもユーザー同士で直接やり取りを可能している取引所のことです。

「ファーミング」とは、「AXS」「SLP」「RON」などをプールすること(通貨を運営に預けることによって通貨の流動性を提供すること)で、その報酬として通貨の利息をもらうことができるサービスです。

このKATANAがあることによって、ゲームで獲得した「SLP」は、利用目的によって「AXS」や「RON」「WETH(イーサリアムと同じ価値)」にスワップ(交換)できます。また「SLP」を利確したいときは「USDC(ドルと同じ価値)」に交換しておくこともできます。

稼ぐための方法

ゲーム内通貨がどんなものかざっくりわかったところで、じゃあこれでどうやって稼ぐのかという点を説明していきたいと思います。

これは2022年4月段階のもので、現在の「Axie Infinity:Origin」のアルファ版は、あくまで体験版のため、その中で獲得したものは全てリセットされる予定です。その後、ベータ版がリリースされると実際に稼ぐことができる仕様になると言われています。以下の情報はそれ以前のバージョンのV2の時代の情報参考にしています。

ゲームプレイして稼ぐ(初心者向け)

アクシーインフィニティの基本的な稼ぎ方は、ゲームをプレイして通貨(主にSLP)を獲得することです。例えばV2の時代だと、アドベンチャーモードである条件を満たして獲得できたり、プレイヤー同士の対戦(PvP)で勝利してもらえたりしました。

また、一定期間のシーズンが設定されており、そのシーズン内でMMR(マッチメイキングレーティング)を競い、上位に入賞した人はAXSをもらうことができました。

その通貨はゲーム内で必要な通貨でもあるので、獲得した通貨をまたゲーム内で使用し、強化やアイテムなどに使うか、売り時と判断して、所有するゲーム通貨を円に換えてしまうかなど、お金の面でも戦略が必要になってきます。

私がV2の時代にプレイしていた時は、一日で150~300SLPぐらいゲットしていました!

アクシーのNFT売買で稼ぐ(中級者向け)

アクシーインフィニティはNFTゲームの中で人気のゲームですが、仮想通貨の流れや、運営の出すニュース、プレイヤーの盛り上がり次第で、アクシーなどのNFTの価値がものすごく変動します。

さらに、強いとされるアクシーや限定のレアなアクシーだと、ものすごい価値が付きますし、ゲームバランス調整次第でも、大きく変動します。その価格の変動で稼ぐ人もいます。AXSなどの通貨でも同じことが言えます。

ということは盛り上がっておらず、人気が下火の時に買って、再び盛り上がった時に売らなくてはいけないので、その見極めが必要です。

ブリードで生み出して稼ぐ(上級者向け)

前バージョンのV2では、ブリード」という機能があり、AXSSLPを消費して、所有する2体のアクシーから1体のアクシーを生み出す(ミントする)ことができました。

面白いことに、その個体のパーツは遺伝子のように子に受け継がれます。それを利用し、安くアクシーを仕入れ、強いアクシーになるように掛け合わせて子供を産み、売却していけば稼ぐこともできていました。

ただ、アクシーにはブリード回数に制限があり、繰り返すほど必要となるAXSやSLPが増える仕組みになっていたので、強いアクシーを生み出す戦略と計画性がないと、単にブリードするだけでは稼ぐことがむずかしいものでした。

スカラシップ制度で稼ぐ(上級者向け)

アクシーインフィニティのV2では、「スカラシップ制度」と言われるものがありました。アクシーを複数所有している人が、人にアクシーを貸して、プレイしてもらいその獲得したSLPなどを7:3や6:3など条件を付けて分け与えるというものです。

うまく行えば複数のアクシーで多くの金額を稼ぐことができた人もいます。しかし、その分貸す側がマネージャーとなり、自ら貸し出すアクシーを送り、条件や契約、送金など自分ですべて行わなくてはいけないし、個人同士で契約を結んだりするので、トラブルも多かったようです。

スカラーシップ制度は、初心者は手を出さないほうが身のためかもしれません。

この記事では2022年4月現在の情報をお伝えしてきました。ゲーム仕様は日々改善や調整が行われています。より詳しい内容や、最新の情報などは公式のホームページや新しい情報をしらべてみてください。

まとめ

以上、「AXS」「SLP」「RON」の通貨の違いでしたが、理解してもらえたでしょうか。使用目的によってそれぞれの通貨(トークン)が使われます。アクシーのネットワーク内だけで、購入、獲得、売却、換金、両替などの取引が行えるので、いちいち外部の取引所に移動させなくても、アクシーの経済圏で完結できてしまいます。

そして、アクシーインフィニティはSky Mavisに開発された1本のゲームにすぎず、今後まだまだおもしろいゲームを開発してくれることを期待します。

そして、Roninブロックチェーンは、ブロックチェーンゲーム業界へのインパクトも大きく、今後は自社だけでなく、他社のゲームもこのネットワークを使用してもらい、さらに大きな経済圏を作っていこうと計画しているので、今後の動きに目が離せません。

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