「スプラトゥーンシリーズ」は、カラフルな世界でインクを撃ち合って遊ぶ、アクションシューティングゲームで、任天堂を代表とする大人気タイトルのひとつです。
初代は2015年5月28日にWii U専用ソフトとして発売され、2017年7月21日にはニンテンドースイッチで「スプラトゥーン2」が発売し、ロングセラーとなり、2022年9月9日にはファン待望の3作目「スプラトゥーン3」が発売し、大いに盛り上がりを見せています。
Contents
スプラトゥーンとeスポーツ
「スプラトゥーン」はハデなカラフルな世界観で、見た目もおもしろいし、ルールもわかりやすく、チーム戦でスポーティな要素もあるので、非常にeスポーツ向きのタイトルといえます。
特に「ナワバリバトル」という、フィールド内にチームカラーのインクを塗り広げるバトルは見ている側も白熱するし、動き方の戦略やチームワークが非常に重要なのでスポーツを見ている感覚に近く感じます。
「スプラトゥーン3」発売により、さらにスプラトゥーンがeスポーツとして盛り上がること間違いなしです。
スプラトゥーン歴代大会の結果
スプラトゥーンのおもな大会には、「スプラトゥーン甲子園」という全国大会や、アメリカで行われる「ワールドチャンピオンシップ」という世界大会があります。
世界大会
ワールドチャンピオンシップ
「日本」「米国」「欧州」「豪州」の世界4地域から代表チームチームを招待し行われる、スプラトゥーンの世界大会です。2018年と2019年には日本代表チームの「GGBOYZ」が世界一に輝きました。
基本的に、アメリカのロサンゼルスで開催される世界最大級のゲーム見本市イベント「E3」に合わせて開催されています。ですが、このご時世的に近年の開催は見送られています。
歴代優勝チーム
2020-2022年 | 開催なし |
---|---|
2019年 | 優勝[日本代表:GGBOYZ] 準優勝[北米代表:FTWin] |
2018年 | 優勝[日本代表:GGBOYZ] 準優勝[ヨーロッパ代表:BackSquids] |
2017年 | 優勝[欧米チーム] 準優勝[日本代表:だいなめう] |
日本大会
スプラトゥーン3 スタートダッシュ杯
2022年10月に行われる任天堂のゲームイベント『Nintendo Live 2022』にて、スプラトゥーン3最初の公式大会「スプラトゥーン3 スタートダッシュ杯」が開催されます。
大会形式は最大52チームで行われるトーナメント形式です。
注目の一般部門では、プロゲーミングチームのIGZISTから、りうくん、メロン、のりすけ3選手がエントリーした「IKAZIST_IGZ」が見事優勝を果たしました。Siriusチームは惜しくも準優勝でした。
■スプラトゥーン3 スタートダッシュ杯
日時:DAY1:2022年10月8日(土) 小学生チーム部門
DAY2:2022年10月9日(日) 一般チーム部門
会場:東京ビッグサイト
一般チーム部門の結果
結果 | チーム |
優勝 | IKAZISK_IGZ |
準優勝 | Sirius |
小学生チーム部門の結果
結果 | チーム |
優勝 | [Aブロック] 嘆きのセンパンズ |
準優勝 | [Cブロック] 体操クラブ |
スプラトゥーン甲子園
「スプラトゥーン甲子園」は、スプラトゥーンの日本一のチームを決める公式大会です。
4人1チームの参加で、年齢制限はありません。予選地区大会を勝ち抜いたチームが決勝大会に進むことができます。
2018年、2019年と世界大会で連覇した「GGBOYZ」が、この大会でも優勝しています。「GGBOYZ」はダイナモン選手、たいじ選手、えとな選手などで組まれた人気も実力もあるチームだったのですが、2022年5月に惜しまれつつも解散してしまいました。
スプラトゥーン甲子園歴代結果
2023年 | 2023年春 開催予定 |
---|---|
2021-2022年 | 開催なし |
2020年―第5回 | [Another] ぴの、バズ、りぃれ、れんたな |
2019年—第4回 | [GGBOYZ] たいじ、ダイナモン、えとな、やまみっちー |
2018年—第3回 | [GGBOYZ] たいじ、ダイナモン、えとな、やまみっちー |
2017年—第2回 | [ダイナめう] わかるーん、あとばる、かかしの、ゆっきー |
2016年—第1回 | [いかたまkids] ばぐちゃん、たまねぎ、ダイナモン、ちょたぴ |
NPB eスポーツシリーズ
「NPB eスポーツシリーズ」とは、プロ野球12球団対抗のeスポーツ大会のことです。
あの「NPB(日本野球機構)」がゲームのイベントをやること自体意外ですが、2019年には「スプラトゥーン2」を種目として初の大会が行われました。
その年に行われた全国大会の「第4回 スプラトゥーン甲子園」の出場チームのうち、参加を希望するチームの中から、スカウトや選考を行い、各球団を代表とするチームとして選ばれます。
そして12球団のチームが揃い、野球のようにセリーグ、パリーグで分かれ1日目は総当たり戦、2日目はトーナメント戦、決勝はセリーグとパリーグ優勝を競うというものでした。
優勝は横浜DeNAベイスターズ(けいとぅーん、テルミ、しめぴぃ、ミルクレープ♪)に決まりました。
野球球団なので、パワプロなどの野球ゲームならしっくりきますが、スプラトゥーンを採用したという点は、挑戦的であり、これからeスポーツに本気で参入しようとしている姿勢がみえます。
ただ、翌年の2020年は世界の状況下もあり、惜しくも開催中止で、その後はまだ開催されていません。
まとめ
「スプラトゥーン」はいわゆるFPSのような銃で撃ち合うバイオレンスな要素もないですし、性別も年齢も国籍を問わない、すばらしいゲームデザインだと思います。
近年は世界状況的に大会の開催が難しかったですが、「スプラトゥーン3」の発売でプレイヤーは盛り上がっているので、オンライン、オフライン問わず大会を開催してほしいです。
特に「NPB eスポーツシリーズ」は非常におもしろい取り組みで、第2回から開催できなかったのが非常に残念ですが、「スプラトゥーン3」で再び開催してくれることを願っています。
スプラトゥーンについて
『スプラトゥーン』は、カラフルな世界でインクを撃ち合って遊ぶ、アクションシューティングゲームで、任天堂を代表とする大人気タイトルのひとつ。
初代は2015年5月28日にWii U専用ソフトとして発売されました。2017年7月21日にはニンテンドースイッチで「スプラトゥーン2」が発売し、ロングセラーとなり、2022年9月9日にはファン待望の3作目「スプラトゥーン3」が発売となりました。
ゲームモード
ヒーローモード
スプラトゥーンには1人でも楽しめる「ヒーローモード」といういわゆる、ストーリーモードもあります。独特な世界観で人気のこの作品ですが、その世界観を十分に楽しめるモードになっています。
ナワバリバトル
「ナワバリバトル」は、4対4のそれぞれチームの色に分かれ、制限時間内にステージ上に自分のチームカラーのインクを塗った面積が広い方が勝利になるなります。ルールはシンプルですが、とても奥の深いバトルモードです。
また、「スプラトゥーン」のうまさを表すランクシステム「ウデマエ」のランクポイントをかけたバトルではないので、気軽にできるモードです。
ウデマエとは、ガチマッチでの、勝敗をもとにプレイヤーの腕前を表す「ランク」のようなものです。
ランク順:
C- → C → C+ → B- → B → B+ → A- → A → A+ → S → S+ → X
ガチマッチ
「ガチマッチ」は、ナワバリバトルとは違い、ランクポイントをかけたバトルのため、みんな真剣にプレイしているモードです。
その中でも「ガチエリア」「ガチホコ」「ガチヤグラ」「ガチアサリ」などのルールが存在しそれぞれにランクが付きます。
サーモンラン
「サーモンラン」とは2~4人で協力して遊ぶPvEモードです。
仲間と協力しながら「シャケ」を倒して、「金イクラ」を集めるというゲーム内容で、クリア報酬なども用意されています。