The Sandbox(ザ・サンドボックス)とは、ボクセルで作られたメタバース上のゲームプラットフォームです。
ブロックチェーン技術のNFTやトークンを活用することで、普通のゲームでは想像がつかないほどの価値が生まれます。
ザ・サンドボックスの世界は、有限な土地(LAND)という空間な中で、だれでも自由度の高いコンテンツが作成できるのがポイントで、そこではさまざまなコンテンツやイベントが展開され、経済活動も行われることで仮想現実(メタバース)の世界が実現すると、期待されています。
こうした期待から有名企業やブランドが土地(LAND)を所有したり購入したニュースが流れ、その注目度はますます上がっていきました。
この記事ではそんなThe Sandboxの基本的な遊び方や始め方を紹介していきます。
Contents
The Sandbox(ザ・サンドボックス)の世界
The Sandbox(ザ・サンドボックス)の世界は166,464個の「LAND(ランド)」とよばれる有限な土地でできており、そこで展開できるコンテンツを「アセット(ASSET)」といいます。
アイテム、キャラクターなどのアセットは、だれでも自由にNFTとして作成でき、マーケットプレイスで売買することもできます。
こうした、「仮想空間の有限な土地」の中で繰り広げられる、自由度の高いクリエイティブな世界がザ・サンドボックスの最大の魅力です。
見た目やボクセルを使って自由に楽しむのは、マインクラフトの世界によく似ていますね。
開発状況
The Sandboxは、まだ正式なリリースはされていません。現状は開発途中のアルファ版として、定期的に期間を絞って実施されています。
アルファ版では、プレイヤーに少しづつ体験してもらい、認知してもらう狙いのほか、プレイする中で起こった問題点や修正点をフィードバックし、コンテンツの完成度を上げていく目的でもあります。
■アルファ版
・シーズン1 2021年11月20日~2021年12月20日
・シーズン2 2022年3月4日~3月31日
・シーズン3 2022年8月24日~
独自のトークン「SAND」
「SAND」とは、The Sandboxで使用できる、イーサリアムのブロックチェーン上に構築されたERC-20トークンです。
シンプルに言えば、The Sandboxで使える仮想通貨です!現在日本の取引所では、唯一コインチェックが取扱ってます。
マーケットプレイスでNFT売買に使用したり、ガバナンストークンの役割も持っています。総発行枚数は決まっており、総流通量は3,000,000,000です。
The Sandboxの世界で、将来的にどのような使われ方をするのかまだまだ分からないですが、この世界の通貨のような役割をします。
例えば、さまざまなアイテムの買い物などはもちろんのこと、ゲームプレイしてクエストを達成することで報酬として手に入れることができたり、ゲーム内で仕事が生まれたり、さまざまな可能性が想像できます。
ランドを所有している有名企業
こうした、The Sandboxの可能性やNFT、メタバースの将来性に着目している有名企業やアーティストも次々と参入してきています。
世界的なブランドでは、アディダスや、GUCCIがLANDを所有していて話題になりました。
日本企業だとスクウェアエニックス、エイベックス・テクノロジーズ、SHIBUYA109エンタテインメントなど、誰でも聞いたことのある企業もThe Sandboxに参入しています。
また、日本で唯一「SAND」を扱う仮想通貨取引所の「コインチェック」では、ランドを購入できるほか、サンドボックス内で「Oasis TOKYO」という、”2035年の近未来都市”をコンセプトとした空間(メタバース)を開発中です。
The Sandbox(ザ・サンドボックス)を始めるには
2022年10月現在、The Sandboxを始めるには「メタマスク」などの仮想通貨ウォレットの作成と、The Sandboxの「アカウント作成」が必要になります。
■The Sandboxの始めるのに必要なもの
・メタマスクなどのウォレットを作成
・The Sandboxのアカウント作成
ただし、現在アルファ版(開発途中のテスト段階)のため、プレイが許されるシーズン期間内でないと遊ぶことができません。
The Sandbox(ザ・サンドボックス)の遊び方
The Sandbox(ザ・サンドボックス)は無限の楽しみ方ができるため、まだまだどんな世界になっていくのか全貌はわかりません。ここでは現状、わかる範囲で遊び方を紹介させていただきます。
想像の部分もあるため、参考程度に見ていただければ幸いです。
ランドの世界を楽しむ
前にも説明しましたが、The Sandboxの世界は、166,464個の有限なLANDで構成されています。
現在はアルファ版で限られた場所でしか遊ぶことはできていませんが、すべての166,464個のランドが解放されたときには、「デジタル上に新しく誕生した1つの国」といっても過言ではないような本当に広い空間ができあがります。
その一つ一つの区画はNFT化されていて、それぞれに所有者がおり、自由に売買されています。その所有者は自分の土地に自由な空間やゲーム、コンテンツを作ることができます。
さらにおもしろいのは、その土地は、地主として人に貸したりすることもできる予定です。
まだまだ、どんなことができるようになるのか不明な点は多いですが、そこには無限の可能性が広がっています。
基本操作
操作方法はPCゲームでよくある「WASD」のキーボードとマウス操作です。ボクセルの世界ならではの操作の難しさがありますが、一般的なゲームをやったことがある人であればすぐ慣れます。
クエスト要素
アルファ版のプレイでは、各世界に入り込み、与えられたクエストを達成していく体験がありました。
そこではワールドの中を探索し、人やアイテムを見つけることや、モンスターやゾンビを倒すクエストなどさまざまです。
アクション要素
アルファ版のプレイでは、ワールドの中にはモンスターやゾンビが敵として現れるマップがあります。
そこではプレイヤーが武器や装備を身につけることができ、敵を倒しながらクエストをクリアしていくという体験がありました。
ボクセルアートを楽しむ
前にも言いましたが、The Sandboxの最大の特徴は、仮想空間の有限な土地の中で繰り広げられる、「自由度の高いクリエイティブなボクセルの世界」です。
さらにワールドの中で、ボクセルやNFTのアートを展示している空間などがあります。自分の作品を展示したり、所有しているアートを展示して楽しむこともできます。
オリジナルアセットを作成
「VoxEdit(ボックスエディット)」というツールを使ってクリエイトする側で楽しむこともできます。
自分の土地を持っていれば、ボクセルアートを使ってオリジナルの空間を作成することができます。
土地を持っていなくてもアイテムやキャラ(アセット)を作品として作ることができ、マーケットプレイスで売買することもできます。
オリジナルゲームを作成
The Sandbox専用の「Game Maker(ゲームメーカー)」というツールを使えば、ボクセルの世界で3Dゲームを作成することもできます。
そこでは、「VoxEdit」で作ったキャラや建物なども使用できます。こうしてできた世界に1つだけのオリジナルゲームは世界中の人に遊んでもらうことができます。
こういった自由度の高い空間で、クリエイティブなボクセルアートを楽しむこともザ・サンドボックスの魅力です。
まとめ
今回はThe Sandbox(ザ・サンドボックス)の世界観や、楽しみ方を紹介してきました。
「デジタル上に新しく誕生した1つの国」というのは私が勝手に言った、すこし大げさな表現ですが、ゲームにとどまらず、プレイヤー同士の会話やコミュニケーション、さまざまなエンタメなど、いろんなことができるようになれば、それぐらいのインパクトはあると思います。
注目している企業や著名人がLANDを購入しているニュースを聞くと期待してしまいますよね。
しかし、この業界は盛り上がりの状況次第で、ランドやSANDの価格は、乱高下します。
気軽に素人が手を出すのは危険です。LANDの価値が上がってすごい値段になることもあるかもしれませんが、暴落する可能性だって十分あります。
まずは実際にThe Sandboxを体験してみて、どんなものなのか、なぜ世界が注目しているのか、いろいろな角度で調べてみることをおすすめします。
そうしたうえで本当にThe Sandboxの世界や将来性に魅力を感じた人は、NFTやLANDを買ってみたり、ボクセルアートにチャレンジしてみるのもおもしろいと思います。
今後もThe Sandboxの発展に目が離せません。