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仮想通貨のイメージ
皆さんは仮想通貨やビットコインについてどのような印象を持っているでしょうか。テレビでは流出事件などの悪いニュースが多くでており、「難しい」「怖い」「損をする」そんなマイナス名イメージを抱く人が多いかもしれません。
一方、投資に興味があったり、現金を使わないキャッシュレス社会に興味のある人は「買ってみたい」「使ってみたい」と思う人もいるもたくさんいると思います。そんな、”興味があるが、抵抗があってなかなかはじめられない人”のために、なるべくわかりやすく説明していきたいと思います。
他の人のブログと違って、「仮想通貨を買いましょう!!」みたいな煽ったものではなく、悪い部分も書いています。この記事を読んで、自分は向いているのか、やめたほうがよいのかなど、なにか判断材料になれば幸いです。
仮想通貨とは?
なるべく簡単に説明します。(むしろ簡単にしか説明できない 汗)もっと詳しく、正確に知りたい方は書籍もたくさん出てますので、読んで勉強してみてください。(他力本願ですみません)
わかりやすく言うと「国際的なインターネット上の通貨」です。仮想通貨は「ビットコイン」だけではありません。仮想通貨は1000種類以上もあるといわれています。
そのビットコインから派生した通貨を「アルトコイン」といいます。ネム(NEM)やイーサリアム(ETH)、リップル(XRP)などがそうです。それぞれがいろいろな機能を持ち、次々と開発されています。
仮想通貨のおもな特徴として3つをあげます。
それぞれ技術的な機能を持っている
例えばビットコインには「ブロックチェーン」技術が挙げられます。これは取引データを分散して管理する技術です。イメージしやすく言うと、1つのブロックにその容量だけ、取引データが入っており、いくつかのブロックをつなげた物をブロックチェーンと呼び、(がんばって想像してください 汗)それを複数のユーザーで共有し、誰でも確認できる状態にすることで、実質的にみんなで管理し合い、成り立つシステムのことです。
そうすることで、管理者を必要とせず、みんなで監視している状態になるので、データの改ざんがされにくいメリットがあります。一方、管理者がいるシステムだと、その管理者がミスをしたり、改ざんされても管理者が気づかなければ、すべてのユーザーに影響が出てしまいますよね。
リアルタイムに国際的な送金、決済ができる
例えばアメリカにいる友達に5,000円を払いたい場合、今の為替で5,000円分のドルに換算して、銀行などで海外送金の手続きをしなくてはなりません。
しかも、かなり手数料を取られます。しかし仮想通貨であれば、日本でもアメリカでも同じ単位なので、両替の必要もなく、格安で、しかも一瞬で送ることができます。
日々価値が大きく変動し、マネーゲームの対象となっている
現状、仮想通貨はまだ発展途上であり、名前は聞いたことがあっても、身の回りではまだまだ身近ではありません。
しかし、今後いろんな国々や企業が仮想通貨の未来に目をつけ、使われてくるようになると、仮想通貨をほしい人が増え、価値が上がり、値段が上がります。
その将来性を見越した人が注目し、価値が上がっていくと、仮想通貨は儲かるとうわさが広がり、どんどん値段が暴騰していきます。
反対に、世界の規制のニュースなど、仮想通貨にとって都合の悪いニュースなどが出ると、みんなが一斉に売り始め価格が暴落します。
仮想通貨を買う人は、使うために買っているのではなく、この上がったり下がったりの大きな価格変動を利用し、大きく儲けようとために買っている人が多いのが現状です。
実際、2017年はいわゆる”億り人”(億の資産を手にした人)が続出したことは事実です。
2017年11月12月ごろは本当にすごかったです。出川哲郎さんが起用されたコインチェックのCMがしつこいぐらいにお茶の間に流れ、今まで現金しか使ったことのないような人まで、その名を耳にするようになりました。
その強烈な印象に、何も知らない人が次から次へと仮想通貨を買い始め、価格が暴騰しました。このときは私も”億り人”になれるんじゃないかと夢を見ました>!が、しかし、世の中そんなに甘くはありません。その後、ご存知の通り、例のコインチェック事件などもあり、暴落してしまいました。泣
投資に向いている人はどんな人?
まず、大前提に投資に向いている人はどういう人か、僕は「環境の変化に対応できる人」だと思っています。
例えば、あなたはガラケーからスマートフォンに切り替えたのはいつでしょうか。
スマートフォンが出始めた最初のころは「こんな物、はやらない」「流行が過ぎれば消えてなくなる」なんて言われていましたが、今では爆発的に普及しており、おじいちゃんおばあちゃん、小さな子どもまでもがスマートフォンを使いこなす時代です。
このように、時代と共に技術はめまぐるしく進化しています。そのなにか新しい最新技術の製品やサービスに興味を持ち、自分の手で触れてみようとか、買ってみようなどと思える人は投資に向いています。
逆に新しい製品やサービスが出てきたときに、調べようともせず、頭ごなしに否定するような人は、投資には向きません。こういう人は、きっと仮想通貨のことを馬鹿にしているでしょう。
どのくらいリスク(損する可能性)がある?
仮想通貨を始めたい人にとって、一番気になるのは、どのくらいリスクがあり、損をする可能性があるのか。ではないでしょうか。
まず、私は今の仮想通貨に投資するお金は”捨ててもいいお金”でやるべきだと思います。
少し、大げさかもしれませんが、仮想通貨はまだまだ発展途上なものなので、この先どんな問題や事件が起きるか、誰にもわかりません。価値がなくなる可能性も0ではないので、そこは覚悟の上でやりましょう。ということです。ただ、よく投資の世界で「1000万損して借金生活になった」など悲惨な人の事例を聞く場合がありますが、普通に投資していればこんなことにはなりません。
この人たちの事例は自分が投資した資金以上に(何倍も)買うことができる”レバレッジ取引”(FX)という制度を使い取引しているからです。
自分の持っている資金以上に買うことができるということは、借金して投資していることになるので、その投資商品が暴落するととんでもない金額の借金を背負う可能性があります。なので、初心者の人は手を出さないようにしましょう。
このリスクの大きい”レバレッジ取引”(FX)ではなく、普通にビットコインなどを買ったり売ったりすることを”現物取引”といいます。現物取引だけしていれば、5万円投資して5万円以上損することはありえません。そもそも5万円までしか買えないのですから。
なので皆さんが思ってるほど、怖い世界ではありません。
私、michimura.は2017年の夏頃、初めて仮想通貨(ビットコイン)を購入しました。株式投資をやっていたこともあり、仮想通貨という1つの会社の銘柄を買うような気持ちで10万円からはじめました。
「ボーナスの一部を投資してみようかな?」というような軽い気持ちではじめた友達もいます。ただ、絶対に生活に支障が出ないお金でチャレンジしてください。
おすすめ取引所
仮想通貨はCMでおなじみのビットフライヤーなどの仮想通貨取引所で買えます。
その中でも初心者の方におすすめの取引所を紹介します。
私はこのすべての口座を持っています。なぜなら取引所によって扱うコインの種類も違いますし、手数料が安く買える取引所が違うからです。それぞれの取引所で安く買えるコインの種類もあわせてご紹介します。登録するだけなら一切お金はかかりません。
ビットフライヤー/bitFlyer
ビットフライヤーは日本で一番人気のある仮想通貨取引所です。人気の理由はセキュリティの面で世界的にも評価されている点です。
特に初心者にお勧めの取引所で、ビットコイン(BTC)を買うならココをおすすめします。
取り扱い通貨
ビットコイン(BTC)、イーサアリアム(ETH)、イーサクラシック(ETC)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、モナコイン(MONA)、リスク(LISK)
ザイフ/ZAIF
Zaifの良い点は手数料が安く買うことのできる点です。指値注文が使える通貨が多いので、私は一番よく使っています。投資経験があり、指値注文を使い手数料を抑えたい方におすすめできます。
取り扱い通貨
ビットコイン(BTC)、イーサアリアム(ETH)、ネム(XEM)、ビットコインキャッシュ(BCH)、モナコイン(MONA)、ぺぺキャッシュ(PEPECASH)、ザイフトークン(ZAIFトークン)、コムサ(CMS)等
ビットバンク/bitbank
ビットバンクは手数料が安く、特にリップル(XRP)、ライトコイン(LTC)を買う人が手数料を抑える場合に、使われる場合が多いです。まだ、上記の取引所やコインチェックに比べると登録者数が少ない取引所です。これから注目されていく取引所だと思っています。
ビットバンクは現在、取扱いのある全ての通貨ペアで取引手数料無料のキャンぺーンを実施中です。
取り扱い通貨
ビットコイン(BTC)、イーサアリアム(ETH)、リップル(XRP)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、モナコイン(MONA)
コインチェック事件について
アルトコインのひとつである、「NEM(ネム)」の名を轟かせた事件としてコインチェック事件について簡単に触れておきます。
これは仮想通貨取引所であるコインチェックが不正アクセスを受け、アルトコインの1つであるNEM(ネム)が約580億円分流出してしまった事件です。
もちろん悪いのは不正にアクセスし、NEM(ネム)を盗んだ犯人です。しかし、原因はコインチェックの「セキュリティ管理の不備」とされており、内部の管理体制の甘さからおきた事件とされています。
コインチェック内にNEM(ネム)を保有していた人分も盗まれてしまった訳ですが、コインチェックは、保有していたすべての人に、その時点の価値で換算した分の現金で補償しました。この対応は金額で考えたらすごいことで、事件発覚からの対応も迅速に行っていたので、個人的には「良い対応をした」と思っています。その後、「4月には証券会社大手のマネックスグループがコインチェックの全株式を36億円で買収する。」と発表され、今後の再建に期待されています。
もう一点述べておくと、今回たまたま「NEM(ネム)」が狙われてしまった、というだけで、NEM(ネム)自体に欠陥があったというわけではありません。
ただ、仮想通貨取引所のセキュリティの認識の甘さがサイバー攻撃の標的になったことは事実ですので、我々は所有する仮想通貨をどのように管理し守っていくかが重要になってきます。
まとめ
以上が「仮想通貨とは?これから始めようとしている人に告ぐ!おすすめ取引所」でした。
今が買いどきなのか、もう仮想通貨はもう終わってしまうのか、誰にもわかりません。ただ、2018年は大手証券会社(マネックス証券、SBI証券)の本格的な参入も期待され、今後もっと仮想通貨が身近になるかもしれません。
仮にまた2017年のようなお祭り相場(価格暴騰)が起きたとして、その時、慌てて取引所に申し込んで、買ったとしても間違いなく損をします。上がる前に買っていた人が儲けることができるのです。
「安いときに買って、高いときに売る」という一見簡単そうに見えることが実際やってみると本当に難しいです。それは”欲”が出てしまい、変なところで売ったり買ったりして判断を見失ってしまうからです。ですので、初心者の方は、まずは0円になってもあきらめることのできる金額から始めることをおすすめしました。
ここまで読んでいただけた方なら、わかって頂けると思いますが、投資はあくまで自己責任です。自分でもいろいろ調べたりして納得して購入し、仮想通貨取引を楽しみましょう。